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自動巻きクロノグラフムーヴメント
ブランドバッグ通販、人気バッグ / 2010-08-24

腕時計の実用性を高め
時計界に一石を投じたムーヴメント、
自動巻きクロノグラフ。
今回の審美眼は、2大クロノといわれる
エル・プリメロと
クロノマチックの魅力に迫ります。

 

自動巻きクロノグラフが誕生したのは1969年のことで、実はまだ40年ほどしか歴史がありません。それはひとえに技術的な障害が大きかったからです。動力源となるローターとクロノグラフ機構の両方を小さなケースに収め、クロノグラフとしての精度を高めるためにハイビート化も必要になります。そのため単独の時計ブランドで開発を行うことは不可能で、数社が連合して開発チームを作って開発されていました。

1969年3月にブライトリング、ホイヤー・レオニダス、ハミルトン・ビューレン、デュボア・デュプラの4社連合は、キャリバー11と呼ばれるムーヴメントを発表しました。ビューレンのマイクロローター技術を生かした駆動部に、デュボア・デュプラが新開発したクロノモジュールを搭載したもので、開発には4年の歳月がかかったといいます。このムーヴメントはキャリバー12や15と型番を変えていきますが、これらは俗に“クロノマチック”と呼ばれています。

同年9月に開催された当時のバーゼルフェアには、ゼニスがモバードと共同で、かの有名な“エル・プリメロ”を投入してきたのです。毎秒10振動というハイビートは、耐久性に優れたパーツをチョイスすることで実現可能となったものでした。また語られることは少ないですが、同時期に日本のセイコーも自動巻きクロノグラフの開発に成功しています。

 

1970年代はセイコーがクォーツ時計の量産化に成功し、いわゆる“クォーツショック”が時計業界に襲いかかりました。時計メーカーの倒産が相次ぎ、残ったメーカーも大資本の傘下に入ることを余儀なくされたのです。事業の見直しも行われ、製造コストが大きいうえに売れ行きも芳しくない自動巻きクロノグラフムーヴメントは、1972年頃にはほとんど姿を消すことになったのです。それゆえに1970年代に製造された自動巻きクロノグラフは貴重なのです。自動巻きクロノグラフが復活したのは、1980年代に入り機械式時計の趣味性が多くの時計ファンに再認識されるようになってから。特にエル・プリメロは、1988年にロレックスのデイトナのベースムーヴメントとして採用されたこともあって、後にそれが公になると、圧倒的な人気を獲得するようになりました。ロレックスでは耐久性を考えて各パーツを交換し、毎時3万6000振動を2万8000千まで落としたムーヴメントを組み込んだのでした。

エル・プリメロ搭載のアンティークは、4時半位置のデイト表示や大振りのインダイヤルなど、デザインに強烈な特徴があります。しかし性能に関しても現行品に引けを取ることはなく、デイリーユースにも十分使えるのが大きな魅力といえるでしょう。

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